医師転職

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医師の転職についての私自身の経験を踏まえた拙い私見ではございますが、ご笑覧下さい。

まず、先生が転職をお考えになった理由はなぜでしょうか。高いスキルを身につけたい。今の施設では取れない専門医を取得したい。勤務先の人間関係に疲れてしまった。転勤が多くて辛いなど。医師が転職に踏み切る理由は様々です。なかでも、給与への不満は大きな割合を占めています。

私の場合、医師になると同時に出身大学の医局に入局し、初期研修は大学で、後期研修は関連病院で受けました。そのまま大学院に行って・・・というお決まりコースでした。このように同じ医局にずっと勤めるのは無難な選択です。自分から何らアクションを起こす必要は無く自動的にスキルアップができます。着実にスキルを積んで専門医も取れます。医師という職人が修行するシステムとしてはよく出来ています。

問題は収入面です。どんどん下がってしまうようなことはありませんが、3年目以降は基本的に横ばい、良くて微増です。苦労して専門医を取っても給料アップはほとんど望めず、卒後年数が上がっていっても収入の伸びはごく僅かに留まります。1997年以降日本のサラリーマンの給料が下がり続けている現実を見れば、まだまだ甘いと言われてしまいそうですが、我々は患者さんの生命を守るために体を張っているのです。同列に論じられたくはありません。

卒後3-5年目の若手医師の労働環境は過酷です。まだまだ下っ端ですから重症患者を多数持たされ、当然呼び出しも多く、おまけに当直回数も多いです。この多忙さに加えて精神的・肉体的にも疲れてしまい、転職を考える若手は少なくありません。私もその頃は全く余裕がありませんでした。飯が食えて寝れればそれで良いというような毎日。途中で全てを投げ出したくなることが何度もありました。私の医局は忍耐と根性だけの世界でしたのでとにかく耐えましたが、そうすることが良いとは限りません。自分に合わないことを延々とやっていても時間と労力の無駄です。目立たない問題として日本経済が過去20年衰微しつづけ、額面の給与以外の報酬が激減していること(わかりますよね?)が若手の「体感労働条件」を大きく押し下げていると思います。希望が持てないのは無理からぬことです。

苦しいですが、卒後10年目まではどこで働いても収入はそう変わりません。中には驚くような高給で釣るところもありますが、グレーなところだったり、その後の成長の芽を潰すことにつながったりしかねません。ですから10年目までは給与の僅かな違いには目をつぶって、スキルアップのできるところで腕を磨くことを最優先しましょう。その間に取れる専門医は全部貰っておきます。

若いうちは給与が少なくても修行だからとまだ我慢もできますが、10年目以上になれば不満も出ます。10-15年目(年齢にして35-40歳くらいでしょうか)には高い実力を持った働き盛りになっているはずです。ご自分の実力に見合う年収をもらうために転職をする人が増えてきます。このように、10-15年目が転職適齢期であり、この年代に自分の実力を正しく評価しているところに行って最適な高給をいただくのがスマートな生き方であるといえます。

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