アルバイト医師向け税制講座

2013年 アルバイトする医師は減る!(2)

2013年 アルバイトする医師は減る!(2)

2013年 アルバイトする医師は減る!の続報です。
富裕層増税が決まりましたが、給与所得者の先生には殆ど縁のない話かと思います。しかし、本当の問題は別のところにあります。給与所得控除の上限設定です。

平成25年分の所得税から、給与所得控除が245万円までしか認められなくなります。当ブログを御覧の先生の多くが影響を受ける可能性があります。

そもそも「給与所得控除」とは何か。
サラリーマンに認められる経費を給与所得控除といいます。サラリーマンの場合は、給与の額に応じて控除額を算出するルールが決められているのです。

<給与>      <給与所得控除>
180万円以下     収入金額× 40%(最低65万円)
360万円以下     収入金額× 30% +18万円
660万円以下     収入金額× 20% +54万円
1000万円以下     収入金額× 10% +120万円
1500万円以下     収入金額× 5%  +170万円
1500万円超      H25年から最大245万円

2012年12月までは以下のようでした。
例)独身で扶養家族なし、1月~12月に受け取った収入が1800万円の場合。
ここから給与所得控除が引かれ、
1800万円-(1800万円×5%+170万円)=1540万円
(※給与所得控除額 260万円)

ここから基礎控除(全員に適用される控除) 38万円、と社会保険料控除(健康保険、年金)が差し引かれ
最終的に税金が課せられる所得が計算されていたのです。

ところが、2013年1月からは年収1800万円の人なら
1800万円-245万円=1555万円(H24年までなら1540万円)
と課税される所得が増えてしまうことになりました。
※参考
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm

一方で、「給与所得控除額」の1/2を超えた額分を「給与所得控除額」に追加し「特定支出控除」として、申告可能となりました。せめて経費をフル計上したいところです。勤務医の先生方が実際に経費として落としたい項目としては「7)図書費、衣服費、交際費(勤務必要経費)(注:年間65万円が限度) 」となるのでしょうが、この上限が65万円に定まっていることが問題です。これでは、その他の経費で給与所得控除の1/2額を超えたと仮定しても、自由に使える経費はたった65万円。税率50%の人間であっても、たった32万5000円の節税効果しか得られません。

余暇を削ってバイトして、睡眠時間を削って当直バイトをして、年収の上乗せを図っても税金で持っていかれる額がまた増えるということです。運が悪ければ体も壊してしまいます。私はまさにそのパターンにはまり、バイトを辞めました。

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