専属産業医は不足している

専属産業医は不足している

産業医科大学のホームページに

義務年限終了後も、そのまま産業医を継続してください。産業医は不足しています。

と明記されているように、産業医、とりわけメンタルヘルス対応のできる専属産業医は不足しています。日本国内の医師4人に1人(8万人前後)が産業医の資格を持っているにも関わらず、です。

産業構造の変化や雇用環境の悪化等により、いわゆる「ブラック企業」が蔓延る御時世です。事業所における労働者の健康管理の必要性の範囲は拡大しつつあります。産業医は、従来からの職業性疾病に加えて、過重労働による脳・心臓疾患やストレス関連疾患、あるいは労働環境中の新規化学物質による健康リスクの対策、生活習慣病など多様な問題に対応しなければなりません。とりわけ重要になってきているのは、過重労働やメンタルヘルスの問題です。具体的には、うつ病への対処が産業保健にとって重要な項目となっているのです。

専属産業医が不足しているなら、産業医の資格さえあれば楽勝だろ?
そう思った先生、残念ながらそうではありません。産業医というものはあくまでも「会社員」なので、医師としての資質が高ければまず採用される一般医療機関における採用の常識は通用しません。実際に、一般企業の産業医の内定率は20%程度にとどまります。私も経験がありますが、産業医の選考は書類選考でかなり落ちますし、面接でも容赦なく落ちます。産業医の選考は「医師」としてではなく、「サラリーマン」としての選考なので仕方ないのです。「フツーの大学生の就活ってこんな感じなのだろうな・・・。」と、ある意味勉強になりました。

では、どんな先生が強いのか?
それは、圧倒的に精神科医が強いです。メンタルヘルスに力を入れたいと思っている企業が増加しており、精神科医は産業医として重宝されます。また、メタボリックシンドロームや生活習慣病が増えれば健保組合の支出が増えるため、生活習慣病に造詣の深い先生も採用される可能性は高いです。

専属産業医案件の探し方

都心でも専属産業医に1,000万円超の待遇をする企業はありますが、自社のサイトで募集するところは皆無です。ほとんどの会社が医師紹介会社に採用を委託しています。紹介会社は求人を得た時点で登録した先生に打診します。これは産業医求人の人気の高さの顕れですが、打診するとそこで即決されてしまうのでほとんどサイトに掲載されることなく終わってしまいます。ですから、まず医師紹介会社に登録して「産業医の求人が出たら教えてくれ」と担当者に言っておくことが必要です。そうしないと他の先生に取られてしまいます。専属産業医の人気はそのくらい高く、仁義なき戦いとなっています。

まずは情報戦に乗り遅れないことが大切です。産業医を多数扱う医師紹介会社のご利用をお勧めします。登録して声をかけておけば、遅れをとることを防げます。以下の4社をおさえておけば、取りこぼしはまず無いでしょう。

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