初期研修

研修医、ネット上の初期研修中断再開情報は眉唾物だ。

研修医、ネット上の初期研修中断再開情報は眉唾物だ。

初期研修医ドロップアウト

初期研修医ドロップアウト

5月も後半となり、研修に慣れただけでなく、後期研修先が気になるシーズンになりました。職場での出会いや別れなど、環境が大きく変わったことを実感として思い知らされる月でもあります。人事異動で多くの医師たちが転職で消えたことや、ぽっかりと空いた院内スタッフの穴に唖然とし、将来の不安が一気に膨らむのもこの季節です。一方、大量の空きポシジョンが好条件の求人となって転職会社に依頼されるシーズンもあります。今年は期待されてた新専門医制度が全面見送りになったことも大きく影響しているようです。転職サイト側も医師のニーズに答えるために高給の求人情報を掻き集めていますが、当たり前のこととして、良い転職会社にしか病院は好条件の非公開求人を回さないので、ご注意ください。また、研修医の中断再開のお手伝いになれている会社を選ばないと失敗します。
現在の臨床研修指定病院で初期研修を中断し、別の臨床研修指定病院に移って研修を再開しましょう。そうすれば先生の経歴に傷をつけることなく、無事に初期研修を満了できます。しかし、多忙な初期研修医が自力でこれをやるのは難しいでしょう。どうする?
プロの力を借りたほうが良い。悩んでいる研修医の先生には、まず民間医局にご登録願いたい。どんな相談でも専任エージェントの手厚いサポートが受けられる。

医師の世界は狭い

医師の世界はとにかく狭いです。狭い上に、外科は慶応大学、麻酔科は獨協大学、消化器内科は東京女子医大といったように、医局員の派遣という形で全国にネットワークが張り巡らされていて、しがらみの多い世界です。このため、研修医の中断再開で現職場の辞め方には大きな注意が必要です。
例えば、私のように医局員だった場合、教授の機嫌を損なう形で転職したのでは、狭い世界なので、後々まで転職先で響き、ひどい場合は、転職先からどこか別の病院への再転職を促された医師もいます。転職のために辞めたいと申し出ても、医局の力を維持するために、希望する場所へ派遣先を変更するなどの妥協案を持ち出され、辞めること自体できなくなっている人もいます。
わたしたち医師が転職する場合、こういった医師の世界のしがらみをすべて知った上で、転職先を見つけなければなりませんが、それぞれの病院と様々な教授との結びつきを個人で把握するのは不可能です。この点こそが転職サイトを利用する最大のメリットだと言う意見が、転職を経験した医師にはとても多いです。
良い転職会社は単に求人情報を紹介するだけでなく、病院同士の結びつきや経営状況を理解しているため、あなたが無理なく良い職場へ転職できるプランをちゃんと立ててくれます。事前に転職案件を比較して納得した上で進めてくれるので安心できます。もちろん、一番厄介な辞め方についても、スムーズに辞められる方法をあなたの勤務先の状況から考えてくれます。わたしはこの点が一番救われたと思っています。
転職会社から、「今はまだ転職しない方がいい」と言われたという医師も何人かいます。これは、色々なケースがありますが、例えば有名な医局にいる場合、若いうちはハードな時期がありますが、そこをクリアすると「あそこで育った医師なら」という、いわゆるハクが付く場合があるので、しばらく転職は我慢した方がいいというものです。逆に途中でやめてしまった場合、「ハードなところから逃げ出してきた医師」というネガティブな見方をされて、転職上、不利な比較材料となる場合があるそうです。

先生にお伝えしたいことは、せまい上にしがらみが強い医師の世界で、安心して転職を任せられる転職会社はほとんどないという実態です。5月現在、集まった情報を整理すると、研修医の中断再開サイトは100もあります。わたしがネット情報過多の末、良くない転職サイトに登録したせいで、とんでもない目にあった研修医の中断再開経験や、多くの転職経験医師の成功した転職要因と失敗した転職要因も、合わせてあなたにお話しいたします。
わたしは7年前に転職しました。テレビで見る医師の姿と、医局で働くわたしの姿にあまりにも大きなギャップを感じたためです。幸せな家族と都内の一戸建てに住み、休日は高級外車で趣味に出かけ、仕事では最先端医療の世界で自分の腕を磨く医師たち。対するわたしは、患者さんの診察や入院患者の回診のみならず、手術や院内カンファレンス、医療情報担当者との打ち合わせ。更には宿直勤務があり、宿直明けの翌日も通常どおりの勤務が日常茶飯事。休日もオンコール。ボロネズミのようでした。このときのわたしの時給を計算したら、1900円足らず。パートで来ている看護師さんと比較して大して変わりませんでした。上を見れば教授や准教授の軌道は人が詰まっていて、とてもわたしが出世できる見込みはありません。それどころか、次はどこに飛ばされるのかもわからないような状態。本当にやりきれない気持ちでした。

こんな毎日を一生続けていくんだろうか。ふっとそう思ったとき、わたしはアパートのパソコンで研修医の中断再開情報を検索していました。でも、これがわたしをとんでもない窮地に追い込む導火線となったのです。
ネットには、研修医の中断再開に関して、膨大な量の情報がありました。検索キーワードを変えては次々に出てくるサイトで研修医の中断再開に関する記載を頭に詰め込んでいきました。こんなことも考えなきゃいけない、あんなことも考えなきゃいけない。あまりに情報が多過ぎて、なにから手をつければいいのかすらわからないほど頭の中が混乱してしまいました。それでも、4日掛けてなんとか1社を選び出して登録しました。7項目ほどの簡単な登録画面をにらんで、入力ミスが無いか何度も見直したあの日がつい数日前のように思い出されます。登録をすますと、1時間ほどで携帯に電話がかかってきました。
ここからが大変だったんです。出身校や医師としての経歴、勤務形態や年収、転職の動機、家族構成。こんな個人情報まで話さなきゃいけないのかと思うくらい、根掘り葉掘り1時間近くも答えさせられました。いま思うと住宅ローンの審査でもこれほど聞かれたりしません。ここでおかしいと思うべきだったんでしょうが、すでに頭の中が転職へ踏み出してしまっているわたしはとまることができませんでした。
そして、とんでもないことが起こりました。この転職会社は、手持ちの求人先に「●●大学病院の●科で●年の経験を積んでいる医師が転職先を探している」と言ってしまったんです。狭い世界です。名前を言わなくても、所属と経験年数を言えば特定されてしまいます。さらに紹介しようとした転職先は、わたしが勤める医局とつながりがあったため、わたしはすぐに呼び出されて、問いただされました。手足から血の気が引き、凍り付きながらも、なんとかシラを切ってその場を切り抜けました。しかし、その後も疑われ続け、医局にもわたしが転職しようとしているという噂が広がり、背中に感じる視線で、日に日にわたしの医師としての居場所は無くなっていきました。

ネットに出ている研修医の中断再開情報は実態とは異なる上、不要な情報まで出ているため、頭でっかちになって混乱するだけです。
当サイトの情報をお役立てください。

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